年金の話題は選挙や制度改正などの時に注目され、頻繁にテレビや新聞・雑誌でも取り上げられますが、
イメージとしては『どんどん厳しくなってきている』といった具合で、働き盛り世代の方を中心に学生の方にまで、
「よく分からないが、将来あまりあてにならないかも」と思われている風潮があるように思います。
そのひとつの原因として、自分の加入状況や将来の年金額が見えない、
といった不透明さが挙げられるのではないでしょうか。その不信感を解消すべく、行政も変わりつつあります。
【年金個人情報提供サービス】
インターネットで自分の年金加入記録をいつでも閲覧できる "年金個人情報提供サービス" がはじまりました。
このサービスを利用するためには、まず「サービスの利用申込」をします。
利用申込の際には、氏名 • 生年月日 • 性別 • 郵便番号 • 住所 • 基礎年金番号
(基礎年金番号は年金手帳に書かれています)が必要です。
申込内容確認後、社会保険庁からユーザIDとパスワードが自宅に郵送されます。
申込みから申込み結果の送付までは2週間程度かかります。
このサービスは社会保険庁ホームページから上記のユーザID、パスワードと、
申込み時に設定したパスワードを入力することで利用できます。
実際に確認できる年金加入記録は
- 加入履歴(加入制度、事業所名称、資格取得・喪失年月日、加入月数など)
- 国民年金保険料の納付状況
- 厚生年金の標準報酬月額、標準賞与額
などです。
実際に自分で加入している状況を確認できれば、年金制度を身近にとらえることができることでしょう。
もしも自分で認識している内容と違っている場合には、お近くの社会保険事務所に問い合わせましょう。
【年金見込額試算】
年金額見込額試算には、生年月日などを自分で入力し、パソコン画面上で簡単に確認するものと、
社会保険庁で管理している個人記録に基づいた試算結果を郵送などで確認するものと2種類あります。
後者の確認方法はより正確な情報を得ることができますが、50歳以上の方に限られます。
(以前は55歳以上の方に限られていましたが、対象年齢が引き下げられました。)
小学校で学んだ日本国憲法第25条「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」。
これを実現するための社会保険でもあります。少子高齢化など年金財政に厳しい現状ではありますが、
わたしたちが年金制度の意義を理解することは制度の存続にかかせないといえるでしょう。
<参考> 社会保険庁ホームページ • 年金加入記録照会 • 年金見込額試算
http://www.sia.go.jp/sodan/nenkin/simulate/